テレビゲームだけがゲームじゃないよ!

ゲーマー : CANGOXINA がおくる、
非テレビゲーム紹介の第13弾。

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今回は、より高く登頂し、生きて下山しろ!
K2をご紹介します。 

K2
対象年齢: 8歳以上
プレイ人数: 2~5名
ルール難易度: 少し難しい
原産国: ポーランド
その他: プレイ時間60分


世界最高の登頂難易度と言われる「K2」。
プレイヤーはそこに挑む二人の登山家となり、K2の踏破を目指します。

K2


ゲームは全部で18日間(ターン)あり、
この決められた期間の中で、より多くのポイントを獲得した人の勝ちです。

当然、より高い場所に登れば登るほど、
高いポイントを獲得できるのですが、
山頂に近づくにつれて、劣悪な環境がプレイヤーを苦しめます。

この劣悪な環境によるダメージを受け、
ライフが0になったプレイヤーはその場で死亡してしまい、
どれだけ高い場所まで登っていても、
それまで獲得したポイントも無くなって(1に)なってしまいます。


実際の登山もそうなのでしょうが、
このゲームで一番大事なことは「死なないこと」です。

勢いに任せてオリャァ登っていくと、大抵は死んでしまうでしょう。
(運良く生き残り、高ポイントを得る人もいますが・・・・)

しっかりと天候と登山ルートを見極め、
途中、キャンプなどで環境適応能力(ライフ)を高めつつ、山頂を目指す。

18日間という限られた時間と、
急いではいけないというジレンマが楽しいゲームです。




なお、このゲームは基本的には理詰めでプレイするのですが、
しっかりと運要素も盛り込まれています。

「天候」
 天候は天候カードにより決まります。
 但し、数日先までしか天気は分からないため、
 登頂に成功するタイミングで悪天候が訪れることも。。。。

「移動方法&ライフの回復」
 移動と回復は、自分の引いた手札を使って実行します。
 まず自分の山札から5枚の手札を引き、
 そのうち、今回実行する3枚を選んだら、
 残りの2枚は山札の一番上に戻します。
 
 これだけ書けば想像いただけると思いますが、
 この"戻す"手札で戦略が生まれ、
 "新しく引く"手札で運が試されるのです。

「リスクトークン」
 そのターンで、移動力が最大のプレイヤーは、
 リスクトークンというペナルティを受けることになります。
 簡単にいうと、プレイヤーに対するダメージです。
 
 ここぞ!と言うときに、大きな移動力のカードを出したのに、
 リスクトークンによるペナルティをうけ、
 登頂に失敗・・・・・なんてことは多々発生します。
 
 但し、一番大きな移動力でも、
 他にも同じ移動力の人がいれば、リスクトークンは発生しません。



理詰めで考える必要があったり、
いろいろな事に注意を払わなければならないため、
正直、人を選ぶゲームでしょう。

しかし「登山」というテーマが、見事にボード上に表現されており、
ゲーム内容も、バランスが良くとても面白いので、
機会があればぜひ一度、プレイしていただきたいゲームです。

 
K2